高校生のIELTSのスコアが1ヵ月の特訓で6.0から6.5に!

こんにちは、実務翻訳者のぴぴおです。

海外留学を目指している息子(高校3年生)が8月下旬に英語テストのIELTS(アイエルツ)を受験し、オーバーオールで6.5のスコアを取りました。1月に受験したときは6.0だったので、7ヵ月で0.5伸びたことになりますが、特に夏休みの1ヵ月に集中特訓したのが効果的だったようなので、今回はその時に息子がやっていた勉強法を紹介したいと思います。

IELTSとは

そもそも、IELTSとはどんなテストなのか、ご存じない方も多いと思いますので、まずはそこから説明します。

IELTSとは、イギリス、オーストラリア、ニュージーランドなどの大学に留学する際に、入学の要件として求められる英語の試験です。学校によって必要とされるスコアは異なります。

ちょうど、アメリカの大学に入学するのにTOEFLの点数が求められるのと同じです。実は欧米にはTOEFLとIELTSのどちらでも出願できる大学がたくさんあります。

テストの形式を簡単に説明すると、ライティング、リーディング、リスニング、スピーキングの4部門からなります。それぞれの部門に9.0を上限とする評点が0.5刻みで付けられ、その合計を4で割った値に基づいて0.5点刻みにオーバーオール(総合)の評点が付けられます。

具体的には、オーバーオールの評点は以下のように計算されます。

合計を4で割ったときの小数点以下 オーバーオールの点数の小数点以下
0~0.125 0
0.25~0.625 0.5
0.75~0.875 (繰り上げて)0

分かりにくいと思うので、具体例を挙げますと、リスニングが5.5、リーディングが5.5、ライティングが5.0、スピーキングが5.0だと、合計が21、4で割ると5.25になります。この場合、上の表で左の列が0.25~0.625の行に当たるので、オーバーオールは5.5と判定されます。

なお、IELTSにはTOEFLなどと異なり、移民向けの試験もあります。大学入学などに使われる試験は「アカデミック」、移民向けの試験は「ジェネラル」と呼ばれます。普通、日本の英語の学習者が話題にするのはアカデミックの方なので、ここではIELTSといえばアカデミックを指すことにします。

IELTSのレベルは

では、IELTSのレベルはどの程度なのでしょうか。諸説ありますが、TOEFL、TOEIC、英検と比べるとおおむね以下のように対応していると言われます。

IELTS TOEFL TOEIC 英検
iBT
9 120
8.5 119
8 117~118
7.5 109~116 970~990
7 100~108 870~970 1級
6.5 90~99 820~870
6 80~89 740~820 準1級
5.5 69~79 600~740
5 61~68 550~600 2級
4.5 52~60 500~550
4 45~51 450~490 準2級
3.5 33~44 300~440
3 29~32 291~299 3級
2.5 20~28 270~290
2 12~19 260~269 4級
1.5 100~259 5級

この表を見ると分かるように、おおむねIELTSの6.0は英検で準1級、TOEICで800点前後、7.0は英検で1級、TOEICで900点前後に相当すると考えられるようです。

ちなみに、大学の学部入学には6.5が必要とされることが多いです。オックスフォードやケンブリッジのような難関大学では7.0が求められます。

なお、英国やオーストラリアなどの大学は日本や米国と違って3年制である代わりに、その前にFoundationという入学準備的なコースが1年間あります。留学生の多くは、このFoundationから取ることになり、その場合、必要とされるIELTSのスコアはたいてい5.5~6.0になります。

IELTSのスコアを0.5上げるのに必要な勉強時間は、これまた諸説ありますが、200~300時間と言われています。

息子がやった勉強

息子が夏休みにやっていた英語の勉強は、主に以下のとおりです。

  1. シャドーイング
  2. 瞬間英作文
  3. TOEFLの単語集
  4. オンライン英会話
  5. マンツーマン英語学校

以下、順に説明していきます。

シャドーイング

シャドーイングとは、聞いた言葉を、聞き終わらないうちにそっくりまねて発音していく学習方法です(詳しくはこちら)。

最初は毎日、200ワードくらいのテキストの音声をイヤホンで聴きながら5回くらい繰り返してまねをして、何日か続けて完全にまねできるようになったら次のテキストに進む、ということをやっていました。

そのうち、上記に加えて、過去にマスターしたテキストの復習を5本くらい一気に通して行う、ということもやるようになりました。

シャドーイングに使っていた教材は、「英検1級 文で覚える単熟語」です。

CDの音声をスマホに落として使っていました。

この本は、きちんと整った短めの文章の中で少し高度な単語や熟語を学べる構成になっているので、シャドーイングに利用することで、リスニングやスピーキングの力を伸ばせただけでなく、ボキャブラリーの習得・定着にも役立ったと思います。

瞬間英作文

英文の構造を体にしみこませて、言いたいことを表現するのに使うべき構文がすぐに出てくるようにする目的で、「どんどん話すための瞬間英作文トレーニング」を利用しました。

この本に掲載されている文は非常にシンプルで、読むのには簡単すぎるのですが、その日本語訳を聞いて、瞬時に英語に転換する(=瞬間英作文)となると、意外に難しいのです。難しく感じるのは、英語の文を瞬間的に作れるほど英文の構造が体になじんでないからだと言えます。

この本で瞬間英作文のトレーニングを行うと、簡単なことを確実に瞬間的に言えるようになり、スピーキングのテストに非常に効果的です。

この本はベストセラーなので知っている方も多いと思いますが、英語のフレーズを暗記するための本ではありません。英文の構造を体にしみこませるための本です。構造に意識が向かうように、使うボキャブラリーは簡単になっており、こじゃれた慣用表現は出てきませんし、時に表現が硬すぎることもありますが、英文構成力を鍛えるという目的に徹底的にこだわった例文集になっていると思います。

ちなみに息子は、iOSのアプリを使って練習していました。CD付きの本もいいのですが、文字と音声を確認しながら気軽に練習できるアプリ版は便利だと思いました。

TOEFLの単語集

単語の強化には「TOEFLテスト英単語3800」を使いました。IELTS用の単語集もいろいろ出ていますが、アプリ版の使いやすさなども考慮して、あえてこのTOEFL用の単語集を選びました。

大学受験用で有名な「ターゲット1900」よりも高度な単語たくさん載っていて、TOEFLのみならずIELTSの対策にも有効だと思います。

mikanという英単語暗記アプリにこの単語集を有料で組み込むことができたので、書籍で1つのセクションを1回勉強した後、アプリで反復練習して覚える、というプロセスで勉強を進めていきました。

息子がこのアプリを導入したときは、この単語集を買い切りで使うことができたのですが、今はmikan PROというサブスクリプション・サービス(料金:年間7200円、月間1000円など)に契約しないと使えなくなっています。

契約すれば、他のいろいろな単語集が使い放題なのですが、そもそも英単語集というものはマスターするまで同じものをコツコツ繰り返し使うものなので、このサブスクリプション方式は個人的にはお金の無駄遣いなような気がします。

今でも買い切り方式でこの単語集がないかと調べたところ、「英単語 by 物書堂」というアプリがあることが分かりました。物書堂(ものかきどう)はアプリ版の辞書を多数販売しており、この英単語アプリはその辞書と連携して使えるそうです。単語帳に出てきた単語を辞書で多面的に調べることが簡単にできるので、ボキャブラリーを広げたり、単語の理解を深めたりするのに有効なシステムが作れそうです。

なお、英熟語については、IELTS対策を始める前から「解体英熟語」を使って勉強していました。

この本は大学受験用ですが、熟語の成り立ちにまで踏み込んで、熟語を深く理解できるようになっているうえ、収録されている熟語の数やレベルも高水準で、かなりおすすめできます。これを使って徹底的に勉強すれば、英語の表現力も理解力もグッと上がること請け合いです。

オンライン英会話

英語を話す機会を確保するため、フィリピン人講師による安価なオンライン英会話授業をたくさん受けました。

オンライン英会話サービスは数多くがありますが、IELTS受験を意識した場合、対応コースがあるサービスを選ぶと良いでしょう。

息子はmytutorを使いました。講師の質が比較的良く、料金も良心的で、満足しています。

気になる人は、無料体験レッスンを試してみることをおすすめします。

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マンツーマン英語学校

IELTSのスコアアップの最後の一押しとなったのが、マンツーマン英語学校です。

息子は夏休みを利用して、バークレーハウスという英語学校に通って1回約2時間のレッスンを10回を受けました。



 

週2回通学し、日本人講師と外国人講師が1回ずつ担当。日本人講師からはリーディングとリスニング、外国人講師からはライティングとスピーキングを習いました。

正直なところ、オンライン英会話などに比べると、かなり料金は高いのですが、その料金に見合う価値はありました。

講師の質が違う

何が良かったかといえば、一つは講師の質が高いところです。

これまで、mytutorをやる前に、別のフィリピン人の講師からオンラインでIELTSの4セクション(リーディング、リスニング、ライティング、スピーキング)すべての授業を受けていました。

その先生も技術が高いとは思いましたが、息子曰く、バークレーハウスの先生は段違いでした。

外国人講師(英国人)は、スピーキングにしてもライティングにしても、しっかりと構成を整えて論旨を展開することの重要性を説いて、IELTSの採点者が注目しているのは、こういうところだから、こういう対策を取れ、と具体的なアドバイスをしてくれました。

その結果、息子はスピーキングでもライティングでも、短期間で見違えるようにきれいに整った回答をするようになり、表現も多彩になりました

日本人講師は、息子曰く、文章を読み解く能力が恐ろしく高く、テストの文章の論旨展開を的確に解説してくれるだけでなく、出題者の意図を見抜いて正解にたどり着くコツを数多く教えてくれました。

結果として、息子はリーディングでもリスニングでも、夏休み前よりも格段にクリアに内容を把握できるようになり、過去問で安定して高いスコアを出すようになりました。

さらに、この読解のスキルは英語のみならず国語にも大いに役立っているそうで、学校の現代文の授業は「日本語で読めばいいんだから余裕」、「無双状態」だと申しておりますw

2人の講師が努力すべき方向を明確に示してくれたおかげで、日々の勉強の成果が上がりやすくなったのが、短期間でスコアをアップできた一因だと思います。

スタッフが親身になってくれる

バークレーハウスが良かったもう一つの点は、講師のみならずスタッフの方も素晴らしいことです。

最初のカウンセリングでは、授業を詰め込むだけではダメで、自分で勉強して習ったことを習得する時間も必要だとアドバイスしてくれて、無理にたくさん授業を受けさせるようなことはありませんでした。

また、スタッフの方もIELTSなどの英語の試験で高い成績を上げている人たちなので、勉強の難しさを理解していて、こちらの悩みにも成果にも心から共感してくれます。

特にIELTSについては、日本では英検やTOEICに比べてまだ知名度が低いため、英語学校の人でも話が通じなかったり、アドバイスが的を射ていなかったりすることがよくありますが、バークレーハウスはそのようなことがまったくなく、頼りになります。

IELTSのスコアを短期間で1ランク上げたい、という人にはかなりお勧めできます。

こちらも体験レッスンがあるので、ぜひ試してみてください

バークレーハウス IELTS 体験レッスン

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